パリエット20mg

胃酸を抑えて胃潰瘍や十二指腸潰瘍を治療します。

パリエットは胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの消化管潰瘍に使われる薬で、ラベプラゾールという、ちょっと舌を噛みそうな名前の成分が含まれています。

 

 

胃潰瘍などの潰瘍はどのようにして起きるか知っているでしょうか。

 

 

これには胃酸が関係しています。

 

 

胃酸の正体は化学的には塩酸と同じもので、非常に強い酸です。

 

 

実験的に、塩酸に適当な肉片を入れると溶けてしまいます。

 

 

もちろん、胃や腸でそういうことが簡単に起こっては困りますから、私たちの体は胃酸から身を守る仕組みを持っています。

 

 

ところが、暴飲暴食やストレスなどにより、この仕組みが弱まってしまうことがあります。

 

 

そうなると実験と同じように胃や十二指腸の組織そのものが傷ついてしまい、潰瘍を起こすことになるのです。

 

 

これを治療するには、胃酸を抑制することが根本的な治療であり、最も効果的です。

 

 

パリエットはまさにそういうタイプの薬です。

 

 

胃壁の細胞には、胃内に胃酸を分泌するための仕組みがあります。

 

この仕組みは、ちょうどポンプにたとえられることから、プロトンポンプと呼ばれています。

 

 

ちなみにプロトンとは酸の正体である水素イオンの別名です。

 

 

パリエットは、このポンプに働きかけて動きを止めてしまいます。

 

 

結果として胃酸の分泌は抑制され、潰瘍の治療につながります。